アレクサ×SESAME製品を解説|対応機種・リモコン・連携の注意点まとめ

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アレクサとSESAME製品の連携について

SESAME製品を使っているとき、このようなことを思ったことはないですか?

  • SESAME製品ってどれがアレクサで操作できるんだろう?
  • アレクサで操作するには何か必要なものがあるの?
  • 必要なものがあるならそれぞれに違いはある?

SESAME製品の中でアレクサで操作できるは、セサミボットシリーズとスマートロック(SESAME 5)シリーズです。しかし、この2つは直接アレクサと連携はできません。その2つをつなげるスマートリモコンが必要です。

様々なメーカーからスマートリモコンが販売されていますが、SESAME Hub3、もしくはNature Remoシリーズが対応しています。どちらを使うかで以下のように違いがあります。

スマートリモコンによる違い

  • SESAME Hub3:セサミボットとスマートロック操作可能反応速度◎安い
  • Nature Remo:セサミボット操作可能登録家電も操作可能多機能

SESAME Hub3を使う場合、Matter規格のアレクサ機器が必要であったり、それぞれの端末の距離に制限があるので注意しましょう。

今回は、SESAME製品の中でどれがアレクサに対応しているか、スマートリモコン、連携時の注意点を解説していきます。

目次

アレクサで操作できるのはセサミボットとスマートロックの2つ

アレクサでセサミを操作

SESAME製品の中でセサミボットスマートロックシリーズは、アレクサと連携して音声操作が可能です。(それぞれの最新版はSESAME Bot 2とSESAME 5)

アレクサとの連携により、SESAME Bot 2はあらかじめ登録された動作(台本)SESAME 5は施錠・解錠動作を音声で指示できます。「アレクサ、カギ閉めて」「アレクサ、電気消して」と話しかけるだけで、ハンズフリー操作ができ便利です。

SESAME製品をどのように音声操作するのかは利用するスマートリモコンによります。自分の想定した動作ができるのかを以下で確認しましょう。

日常のちょっとした動作も、音声ひとつで操作できるようになると暮らしはぐっと快適になります。

アレクサと連携するためにはSESAME対応のスマートリモコンが必要

スマートリモコン連携

アレクサとSESAME製品を連携するためにはSESAME対応のスマートリモコンが必要です。

スマートリモコンは、赤外線でテレビやエアコンなどをリモコンの代わりに操作できる機器です。製品によっては指定した時間に自動で家電を操作するスケジュール機能も備えています。代表的な製品として、SESAME Hub3Nature RemoSwitchBotがあります。

今回のケースおいて、スマートリモコンはSESAME製品とアレクサをつなぐ橋渡し役となります。

スマートリモコンは様々なメーカーから販売されています。今回は公式サイトでSESAME製品対応であると記載済みのSESAME Hub3(以下、Hub3)とNature Remoの2つを紹介します。

【5つの違いあり】アレクサ連携に使うHub3とNature Remoの特徴を解説

アレクサとSESAMEを連携するにあたり、Hub3とNature Remoは以下の5つの違いがあります。ご自身にあったスマートリモコンを選びましょう。こちらが違いをまとめた表です。

スクロールできます
SESAME Hub3
Hub3
NatureRemomini2
Nature Remo(写真はmini2)
①SESAME Bot 2の
音声操作
2パターン対応1パターン対応
②SESAME 5の
音声操作
対応未対応
③SESAME Bot 2の
オンオフ状態記録
記録あり記録なし
④操作速度1秒未満3~4秒
⑤登録家電の
同時操作
未対応対応
価格2,178円(税込)6,480円(税込)~
各製品の比較

①~⑤項目の違いを以下で詳しく解説します

①SESAME Bot 2を操作できるパターン数

スマートリモコンによって、音声でSESAME Bot 2を操作するパターン数が異なります。

操作パターン数

  • Hub3:台本0と台本1の2パターン
  • Nature Remo:台本0の1パターン

SESAME Bot 2はアームを時計回り〇秒、反時計回り〇秒という動作を”台本”という形式で登録します。この台本は0~9までの10パターンを登録できます。Hub3を使うと1パターン多くの音声操作が可能です。

1パターン多いぐらいならそんなに違いはないのでは?

と考える方もいるかと思いますが、照明のスイッチによっては2パターン操作が必須になるパターンがあります。

2つの壁スイッチ

左の壁スイッチの場合はSESAME Bot 2が同じ操作でオン・オフができます。一方で、右の壁スイッチの場合は同じ操作でオン・オフができません。

SESAME Bot 2で動作させたいボタンが2パターン必要かどうか事前に確認しておきましょう。

②Hub3はアレクサでSESAME 5を施錠・解錠も可能だが、解錠には制限あり

アレクサを解錠する

Hub3は、アレクサでSESAME 5の音声操作ができます。(Nature Remoは未対応)「アレクサ、SESAME 5を施錠して」といえば設定が必要なく施錠操作ができます。

寝る前に照明を消すと同時に鍵を施錠するといったスマートな連携もできます。

ただ、SESAME 5にオートロック機能があるのでこれが役立つ機会は少なめです。

音声で解錠操作するときにはパスワードが必要な点には注意しましょう。アレクサ経由で鍵を開けるには、「アクセスコード(4桁の数字)」を設定し、アレクサの問いかけに答える必要があります。

音声での解錠操作までの流れ

  • アレクサに話しかける(例:アレクサ、カギ開けて。アレクサ、SESAME 5を解錠して)
  • アレクサが「確認コードは何ですか?」と問いかけてくる
  • 設定した4桁のコード(例:「1234」)を答える
  • 鍵が解錠される

Hub3はSESAME 5を音声で施錠・解錠できます。しかし、解錠にはアレクサと確認コードのやり取りが増えることを理解しておきましょう。

③Hub3はアレクサで照明スイッチのオンオフ状態を記録できる

SESAME Bot 2で家の照明をつけた後に誤ってもう一度同じ操作をしてしまい、照明を消してしまった経験はありませんか。

Hub3を使うとアレクサ上で照明の状態を記録しているので、このような誤操作を防ぐことができます。

アレクサの状態把握1

例えば、「アレクサ、照明つけて」とSESAME Bot 2経由で壁スイッチを押したとします。この時にアレクサは「照明がオフ→オン」になったと認識します。

アレクサの状態把握2

その後、再び「アクレサ、照明つけて」といってもアレクサが電源オン状態であることを認識しているので、SESAME Bot 2に命令はしません。その結果、誤操作を防ぐことができます。

アレクサのアプリを見るとこのように状態が記録されます。(電球マークだが実際はSESAME Bot 2の操作アイコン)

アレクサアプリのオンオフ状態

ただし、手で照明スイッチを押したり、アレクサ以外で照明の状態を変更したときには注意が必要です。アレクサが保持しているオン・オフの情報と実際の状態が異なってしまいます。この場合、照明をつけてほしい時でもアレクサが「オン」だと認識し、照明がつきません。

この機能を使う場合、アレクサ以外でスイッチを操作しないよう気を付けましょう。

私の場合、手で照明スイッチを押さずにすべて音声でオン・オフすることで状態の不一致を防いでいます。

今となっては音声操作が楽すぎて元に戻れません!笑

一方でNature Remoの場合、照明の状態(オン・オフ)を認識できません。「アレクサ、照明つけて」と言う度、SESAME Bot 2が動いてしまいます。人によってはこちらが楽な方もいるかと思います。

照明や家電を把握しながら確実にコントロールしたい場合は、状態を記録できるHub3が便利です。

④Hub3は反応が速い(Matter規格のアレクサ機器が必要)

Hub3はNature Remoに比べて反応が速いのことが特徴です。Hub3はすぐにSESAME Bot 2を操作できますが、Nature Remoは約3〜4秒のタイムラグがあります。

Hub3はアレクサと「Matter(マター)」という最新のスマートホーム規格で通信しています。Matterの通信だとインターネットを介さずにローカルで指令をするため、スピーディーな動作が可能(1秒未満)になります。一方のNature Remoは、一度インターネット上のサーバーを経由して指令を送るため、数秒のタイムラグ(3~4秒)が発生します。

アレクサからSESAMEまでの到達時間

Hub3は動作待ちの時間が減り、快適で即時性の高いスマートホーム操作が実現できます

ただし、Hub3を使う場合、Matter規格のアレクサ機器が必要です。

Matter規格対応のデバイス例

  • 対応端末例:Amazon Echoシリーズ(Echo Pop/Dot、Echo Show等)
  • 要確認:タブレットやスマホ上のアレクサ、その他スマートスピーカー(Matter + 製品名で検索すると〇)

Hub3やアレクサ機器を購入する前に利用予定の機器がMatter規格に対応しているか確認しましょう。

⑤Nature Remoはアレクサに家電情報を連携できる

連携

Nature RemoはセサミボットだけでなくNature Remoに登録済みの家電も連携し音声操作できます。一方でHub3は登録したテレビやエアコン、照明の情報をアレクサに連携はできません。

家電をアレクサに連携することで音声操作するバリエーションを増やせます。例えば、SESAME製品と同時にテレビや照明を消しことが可能です。

アレクサへの1回の指示ですべて操作ができると外出時、帰宅時に家電のオン・オフに手間がかかりません。Nature Remoとアレクサの連携方法についてはこちらの記事で詳しく説明しています。

SESAME製品をアレクサで利用するときの注意点

次にSESAME製品をアレクサで利用するときの注意点を2点解説します。

①SESAME製品とスマートリモコン、アレクサ端末が通信可能距離は10メートル程度

通信距離

SESAME製品をスマートリモコンやアレクサ端末と連携する場合、通信距離の制限があるので注意しましょう。端末同士が離れすぎると動作が不安定になる可能性があります。特にSESAME 5は玄関に設置するため、Hub3やNature Remoを遠く設置しないのが重要です。

スマートリモコンや接続方法による違いを以下にまとめました。

 Hub3の場合

  • SESAME 5Hub3はMatterで接続(10メートル以内に設置推奨)
  • Hub3アレクサ機器はMatterで接続(10メートル以内に設置推奨)

 Nature Remoの場合

  • SESAME 5Nature RemoはBluetoothで接続(10メートル以内に設置推奨)
  • アレクサ機器は同一ネットワーク内(Wi-Fi)なら距離の制限なし。

大きな違いは、アレクサ機器の設置場所に制限があるかないかです。Nature Remoの場合、Matterで接続しないため距離による制限はありません。

②SESAME 5の解錠は、他の家電と同時に操作できない

同時操作不可能

アレクサでSESAME 5の解錠を音声操作する場合、他の家電と組み合わせることはできません。必ずSESAME 5単体での解錠操作が必要です。(SESAME Bot 2の組み合わせは可能)

例えば、「アレクサ、行ってきます」と言って、家電や電灯の電気をオフするのと同時に鍵を開けるといった操作はできません。

一方で、鍵を閉める操作は、アレクサの定型アクションに組み込むことが可能です。「アレクサ、おやすみ」で家電や電灯をオフにすると同時に鍵を閉めることができます。

SESAME 5の解錠と他の家電の操作を同時に行いたい場合は、制限があることに注意しましょう。

まとめ

今回はSESAME製品の中で音声操作できるセサミボット、スマートロックについて解説しました。

アレクサを使いSESAME製品を操作するにはHub3やNature Remoといったスマートリモコンが必須です。利用するスマートリモコンによって、できる内容・特徴が異なります。

スクロールできます
Hub3Nature Remo
SESAME Bot 2の
音声操作
2パターン対応1パターン対応
SESAME 5の音声操作対応未対応
SESAME Bot 2のオンオフ
状態記録
記録あり記録なし
操作速度1秒未満3~4秒
登録家電の同時操作未対応対応
価格2,178円(税込)6,480円(税込)~

SESAME製品の操作に重きを置きたい人はHub3、ほかの家電(テレビ、エアコン)同時に操作したい人はNature Remoがおすすめです。

私は両方持っていますが、2つあるとそれぞれの長所を生かすことができますよ!

Hub3、Nature Remoはこちらから購入できます。ご興味がある方はぜひご確認ください!

Hub3でアレクサを操作する場合、Matter規格のアレクサデバイスが必要です。Amazon EchoシリーズであればMatter規格に対応済みです。Echo Popは値段も安くサイズが小さいため気軽にアレクサを導入できます。

家電だけでなくSESAME製品をアレクサで操作できるようにして快適な住宅環境を作っていきましょう。

今後もスマートホームに関する情報を発信していきます。長期間利用して改めて気づいた点・注意したい点があれば随時更新していきます。

これからも一緒にスマートホーム家電のある暮らしを楽しんでいきましょう。

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