- Nature Remoで使えるSESAME 5がどういうものか知りたい!
- SESAMEってどうやって使うか注意点を含めて教えてほしい!
こちらの情報が気になる方はいませんか?
SESAME 5は価格と機能のバランスに優れたスマートロック製品です。現在3モデルを展開し、他社製品と比べ非常にリーズナブルです。SESAME 5は自宅ドアのサムターンに取り付けて使います。国内の99%の鍵に対応しているため安心して購入できます。
SESAME 5はNature RemoかスマホからBluetoothで接続して操作します。Bluetoothの接続範囲は10メートルなので、それ以上離れてしまうと操作できません。
SESAME 5を使うと「スマホで鍵の施錠・解錠をでき物理鍵が不要に」なり、「外出先から鍵の状態を確認でき安心感を得られる」ます。ただし、「接続に数秒のタイムラグがある」ことや「シーンやオートメーション機能はSESAME 5を操作できない」点には注意しましょう。
今回はSESAME 5の設置条件、機能、注意点を解説していきます。
SESAME 5は初心者におすすめな高コスパなスマートロック

SESAME 5は、価格と機能のバランスに優れたスマートロック製品です。この製品を展開するのは、「生活をよりシンプルに、スマートに」を企業コンセプトにしているCANDY HOUSE社。2025年6月時点は以下の3モデルを販売しています。
展開モデル
- SESAME 5:4,378円(税込、送料別)
- SESAME 5(北米北欧版):4,378円(税込、送料別)
- SESAME 5 Pro:5,478円(税込、送料別)
他社製品と比べて機能差はあるものの非常にリーズナブルです。他社のスマートロック製品は1~3万円が相場となる中、手の届きやすい価格で提供されています。必要な機能が揃っており、スマートロック生活を試してみたい方に最適です。
さらにSESAMEシリーズは、Nature Remoと連携している数少ないスマートロックです。現在、Nature Remoで操作できるスマートロックは以下の通りです。
Nature Remo対応のスマートロック
- SESAME 5 / 5 Pro <2023年4月発売>
- Qrio Lock <2018年7月発売> ※2021年以降にQrioの新製品なし
Qrio Lockは数年以上新モデルが出ておらず、今後のアップデートやサポート体制に不安が残ります。2025年現在では、新品を入手することも難しいため長期間利用ならSESAMEシリーズが安心です。
SESAME 5に対応しているNature Remo製品一覧表
SESAME 5(北米北欧版含む) | SESAME 5 Pro | |
---|---|---|
Nature Remo 3 | 対応 | 対応 |
Nature Remo Lapis | 対応 | 対応 |
Nature Remo mini 2 (Premium含む) | 対応 | 対応 |
Nature Remo nano | 非対応 | 非対応 |
Nature Remo nano以外はSESAME5や5 Proに対応しています。Qrio LockはNature Remo 3、Lapisのみ対応しています。利用する場合は注意しましょう。
SESAME 5を使うために必要な環境・設置条件
SESAMEの設置や接続方法、日々の使い方を説明します。購入前にぜひ知ってほしい環境や条件をまとめました。
SESAME 5の取り付け方法

SESAME 5は自宅のドアにマグネットまたは両面テープで簡単に取り付けられます。取付作業は、パーツの微調整を含めて30分程度で完了します。

ドア内側のサムターン(鍵のつまみ)部分にSESAME 5を装着します。SESAME 5は物理的に鍵を回す仕組みです。SESAME 5を取り付けたあとも従来の鍵と併用可能なので、家族でスマートロックを使わない方がいても問題ありません。
CANDY HOUSE社は、SESAME 5が「国内99.9%もの鍵に対応している」と公表しています。特殊な鍵を除けば、ほとんどの住宅で設置可能です。一部の特殊形状サムターンの場合、専用アダプターが必要になるケースがあります。
SESAME 5を操作する時の接続方法

SESAME 5をスマホから操作するには、以下の2通りがあります。
①Nature Homeアプリを使い、Nature Remo経由で接続

Nature RemoからSESAMEを操作する場合は、Nature RemoとSESAMEの間が**Bluetooth圏内(目安:10メートル以内)**にある必要があります。操作に使うのは「Nature Homeアプリ」です。
SESAME 5とNature Remoが10メートル以上離れると、接続が不安定になることがあります。ただし、Nature Remoは簡単に移動できるので、SESAME 5の近くに設置すれば安定します。Nature Remoの移動方法はこちらの記事をご覧ください。

②SESAME専用アプリを使って、スマホから直接接続
もうひとつの方法は、SESAME 5にスマホでBluetooth接続する方法です。この場合も10メートル以内が目安となります。SESAME 5の近くでアプリを開き、ボタンをタップするだけで施錠・解錠が可能です。

SESAMEの電池寿命と交換方法
SESAME 5はCR123Aリチウム電池を使います。1800mAh容量の電池で1年以上持続可能です。頻繁に電池交換が必要になるわけではありませんが、残量がゼロになると操作できなくなるため注意が必要です。
電池残量の確認方法
- SESAME専用アプリ → 電池残量を確認可能
- Nature Homeアプリ → 電池残量は表示されず(注意!)
電池の交換場所と方法
SESAME 5の底面から簡単に交換できます。

電池はこちらから購入できます。公式サイトからも購入可能です。
Nature RemoとSESAME 5を使ってできる2つのこと
Nature RemoとSESAME 5を連携することで日々の暮らしに利便性と安心感が加わります。ここでは使ってみて便利だと感じた2つの機能をご紹介します。
スマホで鍵の施錠・解錠をでき物理鍵が不要に
SESAME 5はスマホから鍵の施錠・解錠の両方が可能です。鍵をカバンから取り出す手間がなくなり、スマホだけでサッと開け閉めできるのが大きな魅力です。操作はNature Homeアプリから簡単に行えます。

Nature RemoとSESAME 5はインターネットを経由して接続するため、外出先からでも鍵の操作が可能です。アプリ起動から解錠するまでには約10秒かかりますが、玄関に到着する少し前に操作するとスムーズに入室できます。
SESAMEアプリを使っての施錠・解錠はSESAME 5から10メートルにないといけないため注意しましょう。
外出先から鍵の状態を確認でき、安心感を得られる

「あれ?鍵をかけたっけ?」と不安になった経験はありませんか。
SESAME 5とNature Remoを連携させれば、スマホから鍵の状態をリアルタイムで確認できます。Nature Homeアプリでは、SESAME 5の状態がこのように表示されます。

一時的にアプリと現在の鍵の開閉状態が不一致になってもアプリを更新すると最新の状態になります。
SESAME 5の便利な2つの機能
SESAME 5には、日常的に感じる鍵の不安や不便さを解消する便利な機能が搭載されています。ここでは、特に活用価値の高い2つの機能を紹介します。
自動で鍵がかかる「オートロック機能」で、施錠忘れを防止

SESAME 5には、**一定時間が経過すると自動で施錠する「オートロック機能」**があり、施錠忘れを防げます。
解錠後に施錠までの時間を3秒~1時間の間で自由に設定できます。10秒未満にするとドアが閉まる前に施錠されてしまう可能性もあるため、注意しましょう。
オートロック機能を上手に活用することで、「鍵のかけ忘れ」と「締め出しリスク」を両方ケアできます。
SESAME 5専用の合鍵を家族や友達に共有ができる

SESAME 5では、スマホから簡単に専用の「合鍵」を作成・共有することができます。物理鍵のように作成する手間がなく、スマホで家族や友人へ共有できるためとても簡単で早いです。
たとえば、通常の物理鍵を合鍵として作る場合、
- 作成費用:300円~5000円前後
- 作成方法:ホームセンターや合鍵屋で作成、メーカー取り寄せ(2〜3週間)
- 紛失時の対応:ドアのかぎ交換(費用1~2万円)+再び合鍵の作成
といった費用や時間がかかります。
一方、SESAME 5の合鍵はスマホから作成・共有でき、不要になればオーナー側で即座に無効化できます。スマホの盗難や紛失があっても、管理画面からアクセス権を取り消せば安全です。
SESAME 5の合鍵を使うには、家族や友人もSESAME専用アプリのインストールが必要です。SESAMEアプリのインストールと合鍵の共有をすればよく10分ほどで終わります。初回登録後はボタン1つで施錠・解錠できます。
Nature RemoとSESAME 5を使う上での2つの注意点
Nature RemoとSESAME 5の組み合わせは非常に便利ですが、実際に使ってみるといくつか気になるポイントもあります。ここでは、購入前に知っておきたい2つの注意点をご紹介します。
接続に数秒のタイムラグがある

Neture Remoはインターネットを経由してSESAME 5に接続するため時間がかかります。そのため、接続までに3〜5秒程度のタイムラグが発生します。(我が家での実測値)
普段は気にならなくても、急いでいるときにはストレスを感じるかもしれません。
タイムラグを感じにくくする工夫
- 玄関に近づく前に解錠しておく
- 施錠時はアプリを起動した状態で外に出てすぐにボタンを押す
上記で少しはストレスが減ります。ただ、「数秒でも待たされたくない!」という方はSESAMEタッチというSESAME専用のタッチ端末の利用もおすすめです。ボタンに触れるだけで即座に施錠・解錠ができます。

詳しい設置方法や機能についてはこちらで解説しています。

シーンやオートメーション機能で操作できない

Nature Remoの便利な機能として、「シーン(一括操作)」や「オートメーション(条件に応じた自動操作)」があります。残念ながら、SESAME 5はこれらの機能に対応していません。
できないことの例
- 「外出」時にテレビ・エアコンをOFFにして鍵を解錠する
- 「帰宅」時に照明をONにして鍵を施錠する
SESAME 5はこれらの一括操作ができず、単体でのみ操作できます。もし、Nature Remoで「SESAME 5を含む自宅家電を一括操作したい」と考えている方は注意しましょう。
一方で、「SESAME 5の操作ができればOK」という方や、「別々に操作できれば問題ない」という方であれば、大きな支障はありません。
まとめ
今回はSESAME 5の設置条件、機能、注意点を解説しました。SESAME 5は初心者におすすめな高コスパなスマートロックです。SESAME 5は「自動で鍵がかかる”オートロック機能”で施錠忘れを防止」できたり、簡単に「合鍵を家族や友達に共有ができる」便利な製品です。
こちらの記事でSESAME 5について詳しい設置方法やスマホ以外の施錠・解錠をまとめています。ご興味のある方はご参考にしてください。

今後もスマートホームに関する情報を発信していきます。長期間利用して改めて気づいた点・注意したい点があれば随時更新していきます。

これからも一緒にスマートホーム家電のある暮らしを楽しんでいきましょう。
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