- SESAME 5を使い始めとしたけど初期設定方法がわからない
- 設定する際に注意事項を先に知っておきたい
- 初期設定を失敗したくないからまずは全体の流れを把握したい
このような悩みはありませんか?
今回はSESAME 5の初期設定~取り付け方まで丁寧に解説します。購入してから実際に使い始めるまでの作業をすべて解説するのでご安心ください。
まずは初期設定として4つの作業をします。事前に添付されてきたものがすべてそろっているかをご確認ください。

初期設定はすぐに終わりますよ!
初期設定が終わったらSESAME 5をドアに設置し、動作確認します。この5つステップに従った作業すると迷うことなくできます。
ドアへの取り付けが終わったらSESAME 5を使って施錠・解錠をしてみましょう。


SESAME 5の操作方法は主に7つあります。今まで使っていた鍵だけでなく、SESAMEアプリもできます。SESAMEタッチを使えば指紋・ICカード認証、音声アシスタントがあれば声でも操作することも!
NFCタグやスマートウォッチも使えるので自分の生活スタイルに合わせて選んでみましょう。
SESAME 5は便利な設定があります。こちらも使うと鍵のかけ忘れ、鍵の紛失、ドアの監視などより安全に暮らすことができます。
最後にSESAME 5と一緒に使うと便利なSESAMEシリーズを紹介します。SESAME 5だけでも便利ですが、ほかのものと組み合わせることで指紋やICカードで認証でき便利であったり、通知が届き安心できます。
SESAME 5が届いたら4点の同梱物をチェック


商品が届いたら以下の4点が入っていることを確認します。もし不足している、別の物が届いている場合はCANDY HOUSE社に問い合わせましょう。(同梱物は2025年5月時点)
同梱物一覧
- SESAME 5 本体
- 3Mテープやドライバーやねじの小箱
- 困った時すぐ!!(お問い合わせ先、保証内容説明書)
- SESAME 5 取付方法(簡易説明書)
小箱にはこちらのものが入っています。


こちらは紛失しても公式サイトから購入できます。
簡単!SESAME 5の初期設定の4ステップ
次にSESAME 5の初期設定を4つのステップに分けて解説します。
SESAME 5裏側の絶縁シートを外して起動
SESAME 5を起動するために金属土台アダプターを取り、絶縁シートを外します。絶縁シートを外せば自動的にSESAME 5が起動します。








【未作業の方のみ】SESAMEアプリをスマホにインストール
SESAME 5の初期設定をするためには専用のアプリが必要です。未作業の方はこちらからインストールできます。
SESAMEアプリからSESAME 5を追加
スマホのBluetooth機能をオンにしてから、”+”ボタン→”新規デバイス”でSESAME 5を追加します。SESAME 5はスマホとBluetoothで接続されます。スマホのBluetooth機能をつけるのをお忘れなく。






SESAME 5をアップデート&OSの再起動
SESAME 5を追加後、アップデートと再起動をします。
購入直後の状態では、ファームウェアが古く、最新の機能や不具合修正が反映されていない場合があります。たとえば、接続の安定性や通知の信頼性に影響するため、まずアップデートをしましょう。再起動はアップデート後に自動的に実行されます。


失敗しない!SESAME 5の設置と動作確認の5ステップ
初期設定が終わったらドアに設置し、動作確認します。
SESAME 5を設置するドアのサムターンの形状確認


SESAME 5は”一般的な鍵”、”85RA”、”POSTE”、”75PM”、”U1”、”B5”、”HP40”、”NDR”、”PATANTE”のサムターンに対応しています。サムターンの詳しい形状は公式サイトで確認しましょう。



これ以外のサムターンには対応していないかな?
と思う方は安心してください!CANDY HOUSE社に問い合わせればこの形状サムターン以外でも対応できるかもしれません。一度問い合わせて確認してみましょう。
公式サイトでは15種類もの特殊な鍵穴に対応していることを紹介しています。
SESAME 5のパーツを調整してドアへの仮設置


サムターンに対して上下左右どこにSESAME 5を設置するかを決めます。この時のポイントは2つです。
設置時のポイント
- ストレスなくドアの開閉ができるか
- 鍵のサムターンとSESAME 5の受けパーツがかみ合っているか
この2点を意識しながら、SESAME 5の取り付けとパーツの高さや幅の調整を繰り返します。マグネットをつける場合はこの時点でマグネットを踏まえた高さに調整しておきます。 調整できるパーツは以下の3つです。
調整可能パーツ
- サムターン受けパーツ(幅・高さ)
- サムターン可動域
- 金属土台アダプター





このパーツを動かしてドアに取り付けられるよう調整していきましょう
SESAME 5の施錠や解錠の動作確認
施錠・解錠の確認ポイント


マスキングテープ、養生テープ、両面テープで一時的に固定し、こちらを確認します。(写真は両面テープで仮止め)
確認ポイント
- 手動で鍵の開閉ができるか
- SESAMEアプリから鍵の開閉ができるか
- ドアの開閉に影響が出ないか
- サムターンと取付器具がかみ合っているか
問題ないことがわかったら、マスキングテープで設置位置を仮決めをします。
SESAMEアプリからSESAME 5の施錠位置・解錠位置を設定
SESAMEアプリから施錠位置と解錠位置を設定します。この設定をすると解錠や施錠ボタン時にその位置まで自動的に動きます。








SESAME 5の取り付けをテープかマグネットかの選択


ドアにSESAME 5をテープかマグネットのどちらで取り付けるかを決めます。
テープが向いている
- ドアの開閉でSESAME 5への振動が大きい場合
- 取り外しができるの利便性よりも安定性を求める人
テープの利点は何よりも粘着力が強く外れにくい点です。粘着力が弱いと風やドアの振動でSESAME 5が外れる可能性はあります。



外れる心配があると安心して使えなくなりますね。
マグネットが向いている人
- テープで貼り付けることに抵抗がある人
- 賃貸に住んでいて早い時期にSESAME 5を取り外す予定がある
安定性より取り外しができる利便性をとるならマグネットがおすすめです。マグネットは付属品にはないため、公式サイトかAmazon等で別途購入が必要です。


SESAME 5の取り付け
【テープの場合】ドアを消毒→30秒間圧着→放置
この3つのステップで貼り付けます。SESAMEシリーズはすべて3Mテープを使っているので同じです。






1時間放置すると90%の粘着力が発揮されます。一度でもはがしてしまうと3割程度の粘着力になるため注意しましょう。
【マグネットの場合】マグネットをSESAME 5に貼り付けドアに取付


マグネットの貼り付け方は2通りあります。
- 金属土台アダプターやSESAME 5直接貼り付ける
- 金属土台アダプターの内側に貼り付ける(写真の貼り方)
もし、マグネットを貼り付けて高さが変わり鍵の開閉ができない場合は写真の通り内側に貼り付けましょう。
公式で販売されているマグネットを使う場合は付属の滑り止めを使うことをお忘れなく。滑り止めを使うとSESAME 5の取り付け後の安定性が変わります。こちらが公式のYoutubeで推奨されていています。


SESAME 5を施錠・解錠する7つの方法
SESAME 5は様々なアプリや製品と連携し、施錠・解錠ができます。こちらが施錠・解錠方法の一覧です。
施錠・解錠方法 | 説明 | 別途必要な製品 |
---|---|---|
![]() ![]() | SESAME 5を取り付けても 施錠・解錠は〇。 | なし |
![]() ![]() | SESAMEアプリから施錠・解錠。 SESAME 5の施錠・解錠に数秒かかりるのが難点。 | なし |
![]() ![]() | SESAMEアプリから施錠・解錠。 Hub3とSESAME 5が常に接続されているためすぐに施錠。解錠が可能。 | SESAME Hub3 |
![]() ![]() | 指紋やICカード(スマホ、スマートウォッチ含む)で認証可能。 | SESAMEタッチ |
![]() ![]() | NFCタグにスマホをかざすと自動的に施錠・解錠可能。 | NFCタグ (写真はSESAME製品) |
![]() ![]() | アレクサやGoogleアシスタント、Siri等の音声でも施錠・解錠可能。 | Matter対応のスマートスピーカー (写真はAmazon Echo Dot) |
![]() ![]() | Apple Watchアプリで施錠・解錠可能。 | Apple watch |



多種多様な方法で施錠・解錠できるのがわかりますね。
SESAME 5の便利な標準機能3選
次にSESAME 5の便利な機能を解説します。自分のSESAME 5の利用方法に合わせて使ってみましょう。
タイマー式のオートロック機能


SESAME 5が解錠されてから自動的に施錠する設定ができ、鍵の閉め忘れを防ぎます。
施錠待機時間は3秒~1時間までです。あまりに短い時間を設定するとドアが閉まるより先に鍵が施錠されてしまいます。鍵閉めに失敗しないためにも10秒以上を設定しましょう。しかし、日常的に長時間玄関を開ける場合、この機能で鍵が勝手に閉まりストレスに感じてしまう可能性があります。
この悩みがある場合は、SESAMEシリーズのオープンセンサーを使いましょう。オープンセンサーを使うとドアが閉まったタイミングからロックするまでの時間を指定できます。詳しくはここで解説します。
SESAME 5の合鍵共有機能


いつでも、どこでも合鍵の共有や解除ができ、合鍵を渡す手間がなくなり、紛失や盗難の恐れもありません。
家族や遊びに来る友人に対してアプリ上で鍵を渡すだけでOKです。相手に渡した鍵の情報を削除したいときにはアプリ上ですぐにできます。
権限はオーナー、マネージャー、ゲストの3種類あります。それぞれできることはこの通りです。
オーナー/マネージャー/ゲストの違い
- オーナー:すべての管理と操作が可能
- マネージャー:マネージャーやゲストの管理、操作はオーナーと同じ
- ゲスト:鍵の開閉のみ可能
オーナーやマネージャーはSESAME 5の設定や操作ができる点では同じです。そのため、自分以外はゲストで招待するとSESAME 5の設定が変更される心配はありません。また、家族だとしても誤操作の恐れがある場合、ゲストで登録したほうが安全です。
鍵の開閉を通知する機能【一部制限あり】


SESAME 5がついたドア(鍵)の開閉を通知で受け取れ、不審な操作がないか確認できます。ただし、通知を受け取れるのは自分が帰宅したときと制限があります。スマホとSESAME 5がBluetooth接続したときに通知される仕組みになっています。
SESAME Hub3が自宅にあると常にドア開閉の通知を受け取れます。家族の出入り(特にお子様)が気になる方はご検討してみてください。
SESAME製品を組み合わせることで実現できる3つのおすすめ機能
SESAME 5はほかのSESAME製品と一緒に使うと利便性がグッと上がります。私のおすすめ順に紹介します。
【SESAMEタッチ】指紋やICカード認証で解錠・施錠(おすすめ度:☆☆☆)


SESAME 5と組み合わせて使う一番のおススメな製品は”SESAMEタッチ”です。もうすでに買ったよ!という方もいるかと思います。
指紋やICカード認証でSESAME 5を解錠・施錠ができ、鍵のストレスがかなり低減できます。両方とも認証精度が高く認証スピードが早いためSESAMEアプリでの解錠より便利です。また、指紋で認証できるため締め出される心配がなく、安心してオートロックの設定ができます。
詳しい手順やできることはこちらで解説しています。





公式サイトが最安値です!お忘れなく!
【オープンセンサー】ドアが開閉を検知して施錠の開始(おすすめ度:☆☆)


オープンセンサーはドアの開閉を検知し、鍵の施錠ができます。ドアが開き、閉まってからオートロックが作動するため、鍵の施錠ミスがなくなります。SESAME 5のタイマー式のオートロックと違い、ドアの開閉時間を意識しなくてもよいです。オートロックの時間は1秒~1時間で設定します。
しかし、鍵を誤って開けてドアを開閉しないときにオープンセンサーだけでは自動で施錠はされません。その状況も踏まえて、SESAME 5のタイマー式のオートロックの2つを合わせてつかうと必ず鍵が施錠され、安心できますよ。
【SESAME Hub3】外出先で施錠と通知の確認(おすすめ度:☆)


SESAME Hub3はSESAME製品と私たちをつなぐ役割を担います。
SESAME Hub3を使うことでSESAME 5を外出先から操作と通知の受け取りができます。家族の帰宅を通知で確認したい、ドアを締めたか心配な時に使います。SESAME 5で合鍵を渡さなくても遠隔で操作することですぐに鍵の開閉ができるのも良い点です。
SESAME Hub3はSESAME 5だけでなくSESAME Bot 2、家電の操作もできます。詳しくはこちらで解説しています。


まとめ
今回はSESAME 5の初期設定~取り付け方までを解説しました。
こちらの9ステップですべてを完了できます!もしわからないところがあればその章に戻ってみましょう。
初期設定~取り付け方までの9ステップ
- SESAME 5裏側の絶縁シートを外して起動
- 【未作業の方のみ】SESAMEアプリをスマホにインストール
- SESAMEアプリからSESAME 5を追加
- SESAME 5をアップデート&OSの再起動
- SESAME 5を設置するドアのサムターンの形状確認
- SESAME 5のパーツを調整してドアへの仮設置
- SESAME 5の施錠や解錠の動作確認
- SESAME 5の取り付けをテープかマグネットかの選択
- SESAME 5の取り付け



もしわからないことがあれば気軽にコメントください!
SESAME 5はほかの製品と組み合わせることでさらに便利で安全に使えます。SESAMEタッチは認証精度がよく認証速度もよいためスマートホーム生活が捗ります。
私はSESAME 5とSESAMEタッチを使って鍵を施錠・解錠していますが、いまやなくてはならない存在になっています。今日、鍵をかけ忘れていないか?の心配もなくなりました。
今後もスマートホームに関する情報を発信していきます。長期間利用して改めて気づいた点・注意したい点があれば随時更新していきます。



これからも一緒にスマートホーム家電のある暮らしを楽しんでいきましょう。
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